ShopifyでPinterest広告を出稿する方法・媒体の特徴をご紹介

インターネット上のマーケティング戦略は日々進化しており、特にオンラインストアでの販売促進には、さまざまな方法が用いられています。

中でも、画像中心のコンテンツが特徴のPinterestと、世界中で利用されるECサイト構築プラットフォームであるShopifyの組み合わせは、ビジネスの成長に新たな可能性を開きます。

この記事では、Pinterest広告の独特な特徴と、Shopifyを利用してPinterest広告を出稿する具体的な方法について解説します。
ShopifyでのPinterest広告を出稿して、売上を拡大させましょう!

Pinterest広告の特徴とは?

「Pinterest(ピンタレスト)」は、「お気に入り」としてファッションやインテリア、料理などの写真をまとめて保存できるメディアです。

Pinterest広告の媒体としての特徴とは?

月間アクティブユーザー数は世界で4億人以上、日本でも月間870万ユーザーが利用しており、アンケートによると「日本国内で購入に向けたリサーチに活用する割合」は42%、「ポジティブな気分になると答えたユーザーの割合」は40%に上ります。

「Instagram(インスタグラム)」と比較される場合も多いですが、Pinterestは「保存・収集」、つまり「ピンする」ことがメインとなっています。
Pinterestでは、アイディアを保存するブックマーク機能を「ピン」と呼んでおり、自分で作成した「ボード」に集めて、情報整理できる点が特徴です。

Pinterestの広告は、ホームフィードや検索結果画面などに通常のピンとなじむように表示されるため、広告っぽさが感じられないといったメリットがあります。
また、画像や動画広告だけでなく、カルーセルやワイド動画などさまざまなフォーマットで視覚的にアピールでき、外部URLを設定することでWebサイトへの流入も見込めます。

Pinterest広告は発展途上

ピンタレスト広告(Pinterest アド)はまだ発展途上で、進化に期待しなければならないということ。

ピンタレスト広告が日本で提供開始されたのが2022年の5月。
プラットフォームとしても広告媒体としても歴史は浅く、広告出稿する上での競合が少ないので、CPC(Cost Per Click)低く、参入のチャンス。

しかし、実績や事例がないために、どのような効果がでるかわかりません。
また、ノウハウと実例をもって運用できる広告代理店も比較的少ないはず。

Shopifyとピンタレストアカウントを接続すると、広告クレジットが貰えます。まずはこのクレジットを利用して広告を掲載し、数値の動きや自社商材との相性を見てみましょう。

FaceBook広告やGoogle広告に比べて、アルゴリズムやターゲティング精度の観点で劣るでしょう。
ユーザーが増えれば、媒体のデータも貯まるので、ユーザー数と広告媒体としての成長度合いは正の相関にあるはず。
しかし、出稿主が少なければCPCは安く、媒体の特性を理解してハックしてしまえば、先行者利益を得ることができるのです。

Pinterest広告の使い方・戦略が重要

※Pinterest公式は、SNSではないと言い張っていますが、便宜上SNSとカテゴライズしています。

そもそも論ですが、PinterestはSNS広告の部類に入るので、潜在層にリーチする形になります。
もちろん、顕在層にリーチできるGoogleリスティング広告などと比べれば、CVRは下がるのです。

なぜPinterestに出稿するのか、目的を改めて考えてみましょう。
刈り取りのコンバージョンのために、Pinterest広告のみでCPAを見るなら、まず費用対は合わないでしょう。しかし、認知拡大やWEBサイトへの集客などの目的があれば、有効に利用することができるはず。

要は、施策として広告媒体が先行せずに、大枠の戦略が大事なので、定義しましょう!
それでは次に、ShopifyでPinterest広告を出稿する方法を見ていきます。

ShopifyでPinterest広告を出稿・運用する方法!

まず、ShopifyとPinterestを連携する方法を解説します。
連携を行うことで、「Pinterest ショッピング」の開設や、ピンタレスト上での商品広告の配信が可能になるのです。

Pinterest広告の出稿準備をする

まず、PinterestアカウントとShopifyを連携していきます。

ピンタレストのアカウントを下記のリンクより作成していきます。
Pinterest(ピンタレスト)のアカウント作成はこちら

ピンタレストのアプリをインストールする

つぎに、Shopifyアプリ「Pinterest」をインストールして、セットアップしてきます。

Shopifyの管理画面に移動し、左側のメニューから「アプリ」を押し、検索窓に「Pinterest」と入力。Pinterestの公式アプリが検索結果に出るので、「アプリを追加する」、「販売チャネルを追加する」を押下し、Shopifyストアにインストールしていきます。

PinterestのアカウントとShopifyをリンクさせる

Shopify上でアプリを開くと、以下のような画面が表示されます。「Pinterestアカウントをリンクする」の次に「Give access」を押すとアカウントの接続が完了します。

「Pinterest 販売チャネルの設定を完了させてください」との表示がでるので、「設定を続行」を押し、次の対応を行っていきます。

Pinterest広告計測タグの設置

基本的には、下記の方法で設定することができます。

Pinterestアプリを利用する

「Pinterest タグ」の欄にある利用規約に同意すると、Pinterestタグのインストールが完了します。

GTMを利用する

GTMを利用して、タグの管理や設置を分散させたくない方は、下記の記事を参考にしてください。

【初心者向け】Pinterest(ピンタレスト)とは?広告で必要な計測タグの設定から広告の作成まで解説|スタビライザー公式
皆さまこんにちは! 前回ではピンタレストとは?から始まり、広告配信を始めるにあたって必要なビジネスアカウントの立ち上げまで解説いたしました。 前回の記事はこちら 今回は実際に広告を配信するまでの流れを解説したいと思います。 ■ウェブサイト・ドメイン認証 画面左上にある「ビジネス」という項目を選択すると、「ビジ...

また、ShopifyでGTMを利用するには、下記のアプリを利用するのがおすすめです。
ノーコードで、広告タグの設置・データレイヤーの作成を10分で完了します。

Googleタグマネージャーの設定とGA4・Facebook広告などのデータ収集を簡単にするアプリ| Shopify アプリストア
手動で埋め込む

下記のヘルプ記事の手順に従って、手動でタグを設置することができます。

Shopify と Pinterest アカウントをリンクする

お支払い・事業者情報の設定

続いて、「お支払い情報」を設定していきます。「お支払い情報を更新する」を押します。
すると、以下のようなPinterestのアカウント画面が表示されます。
画面の指示に従って「Business information(事業者情報)」を入力していくのです。

「Are you agency?(広告代理店ですか?)」の部分は、広告代理店ならYes、そうでなければNoを選びます。
「Billing address(請求先住所)」の部分は、「Business information(事業者情報)」と同じなら、「Copy business information」にチェックを入れればOKです。

最後に広告費の支払い用のクレジットカード情報を入力します。
カード認証が終わり、「Successfully」と表示されればOKです。これで、ビジネスアカウント設定は完了です。

販売事業者の承認を確認する

続いて、販売事業者の承認を確認します。

Shopifyに戻ってアプリを開きます。
ビジネスアカウントの登録まで終えれば、広告で使えるクレジットが取得できます。広告を配信する際に使いましょう。

アプリ内のメニューから「ショッピング」を選ぶと、「販売事業者の承認が保留中です」と表示されたエリアがあると思いますが、ここでは何もする必要はありません。
48時間以内に自動で審査が行われ、問題がなければアカウントが承認されます。

販売事業者として承認されると、Pinterestショップが開設できます。
これは、FacebookショップやInstagramショッピングと同じようなものです。

事業者として承認されると、Shopifyに登録している商品が順次、Pinterestショップで公開されます。
「公開中」というエリアで商品のステータスを確認できます。

Pinterestショッピングの開設

自分のピンタレストのページにいくと、「ショップ」というタブができていることがわかります。

ここに、Shopifyで登録した商品が自動的にプロダクトピンとして表示されます。
ピンをクリックすると自社の商品詳細ページに飛ぶようになっているはずです。

マーチャントガイドライン等の注意点

Pinterest ショッピングを利用するには、マーチャントガイドラインを遵守し審査を通過する必要があります。
承認されなかった場合、下記のようなエラーメッセージが表示さります。

お客様のビジネスはPinterestのマーチャントとして承認されませんでした。
弊社の基準の詳細につきましては、販売事業者ガイドラインをご確認ください。

承認されるために色々とポイントはありますが、注意したいのは「作りたてのドメインだと承認されない」というものです。

「マーチャントのドメイン年齢は最低要件を満たしておりません。」

ドメインが少なくとも9ヶ月以上使用されており、ユーザーアカウントが少なくとも3ヶ月以上前のものであること。
つまり、オープンしたてのサイトの場合は、ピンタレストショッピングは使用できないようです。

通常のピンにはリンク先のURLを設定することができます。
ピンタレスとショップの要件を満たさない場合は、当面は通常ピンを活用して送客することも視野に入れましょう。

また、再販事業者は承認されづらいので、リユース系の通販をしている人は要注意です。
Pinterest広告の担当に、コンタクトから直接アプローチすれば、承認してくれることもあるので、諦めないことが肝心!

Pinterest広告のキャンペーンを開始する

Shopifyの管理画面からピンタレスト広告を出稿できるので、その方法を解説します。

広告を登録・選択する

Shopifyの管理画面からピンタレストのアプリを開きます。
「マーケティング」のタブを開き、「広告を作成する」を押し、「アクティビティの名前」の欄に広告の名称を入れます。

つづいて、広告で宣伝する商品を設定していきます。

まずは「商品」の欄の横にある「閲覧する」を押します。
すると、Shopifyに登録されている商品が一覧で表示されます。
この中から、広告に出したい商品を選んで行きます。

なお、1つの広告で掲載できる商品は最大で20商品です。選択が終わったら「完了」を押します。

「アクティビティを確認する」というエリアで、プレビューできます。
ここで問題がないかをする工程はマストです。
他社事例で、間違えた設定・クリエイティブで、広告費垂れ流しというケースがあります。

日別の広告予算を選択する

1日の広告予算を設定します。
まずは様子見で、日予算500~1000円程度のスタートが良いでしょう。

また、1日の予算(自動調整型)を有効にすると、1日の予算は厳密な上限から1日に使ってもよい平均金額に変わります。
特定の日では 1日の支出が入力した 1日の予算を超えたり下回ったりすることがありますが、1週間の支出としてみると、平均では1日の予算を超えません。
なので、出したいときに出せる、という点でおすすめです。

ターゲティングを設定する

広告配信のターゲットを設定します。

ターゲティングオプション仕組み使用事例
オーディエンス顧客リスト、あなたのウェブサイトに訪問したことのあるユーザー、Pinterest のあなたのコンテンツでこれまでに何らかのアクションを取ったことのあるユーザーからオーディエンスを作成します。スポーツ用スニーカーを販売している会社で、新しい商品ラインのスニーカーを特集したピンを保存したことがあるユーザーにリーチしたい場合は、エンゲージメントオーディエンスを使用します。
アクトアライクオーディエンス既存のオーディエンスの 1 人と行動が似ている新しいユーザーにリーチします。調理器具を販売している会社で、自社の生活雑貨を気に入っていりそうなユーザーをもっと見つけたい場合、売上トップの既存顧客のリストから、その行動をモデルにした新しいオーディエンスを作成できます。
インタレストテイストが似ているユーザーにリーチするには、あなたの広告に関連したトピックを選択します。低価格のオーガニック食品を販売している会社の場合、「健康食品」「オーガニック」「低価格」などのインタレストに設定できます。
キーワードターゲットにするユーザーが Pinterest で検索する際のキーワードまたはフレーズを含めるか、除外します。メンズアパレルを販売している会社の場合、「メンズファッション」や「メンズウェア」などのキーワードを追加できます。
属性「性別」「 年齢 」「 場所 」「言語」「 デバイス 」を選択してオーディエンスを絞り込みます。周辺地域の大学生向けの教科書を販売している会社の場合、同じ郵便番号の地域に住む 18 ~ 24 歳のユーザーをターゲットとして広告を掲載することができます。
プレースメントPinterest で広告を表示させたい場所を、ホームフィード、検索結果、関連するピンから選択します。モダン家具を販売している会社が「ミッドセンチュリーモダン家具」を検索したときのみ広告を表示したい場合「検索」プレースメントを使用できます。

注意:広告が表示される機会を増やすには、すべてのプレースメントを選択することをお勧めいたします。

拡張拡張ターゲティングを選択すると、設定で選択したのと似ているキーワードとインタレストを検索しているユーザーも、自動的に広告のターゲットに設定することで、Pinterest でより多くのユーザーにリーチできます。スナックを販売している会社であれば「レシピ」や「スナック」などのトピックはターゲットにするでしょうが、「ドライブ旅行」などはターゲットとして思いつかないものです。拡張ターゲティングでは、会社が「ドライブ旅行」を選択していない場合でも、関連するアイデアに興味があるユーザーや、検索しているユーザーに広告が表示されます。

(引用:Pinterestヘルプ

上記のようにターゲティングが可能となっています。
精度は別として、他のSNS媒体同様のターゲティングの選択肢があるようです。

広告配信期間を設定して公開

最後に広告の配信期間を設定しましょう。
終了日を設定しない場合は、開始日時だけ設定すればOK!

終了日を設定することで、期間限定の広告配信もできますが、指定しなければ手動で止めるまで止まることはありません。

ここで公開されたキャンペーンは、Shopifyの管理画面の「マーケティング」のメニューで確認ができます。

PDCAを回す

このセクションでは、Pinterestショッピングやピンタレスト広告(Pinterest Ads)の分析を行う方法を解説。
また、基本的な広告数値の分析方法にも触れていきます。

Pinterest ショッピングの分析方法

Pinterestにログインし、ヘッダーメニューの「アナリティクス>オーバービュー」をクリック。
「プロダクトピン」を選択し、実績を取得したい期間を選びます。

すると、各種数値をグラフで見ることができるのです。
分析ページ内には「人気のプロダクトピン」というエリアがあり、特にパフォーマンスの高いプロダクトピンを確認可能になります。

分析の結果は、年齢や性別でも絞り込むことができるので要チェック。

ピンタレスト広告(Pinterest アド)の分析方法

広告の分析画面は、下記の2つのパターンが有る。

  • Pinterestの広告マネージャー
  • Shopify管理画面

今回はPinterest広告のマネージャー画面からの分析方法を紹介します。
広告成果を分析するには、基本的に「簡易ツール」や「外部ツール」を利用せずに、大本媒体の管理画面からアプローチしたほうが、詳細な分析やホリゾンタルに可視化することが可能なので、おすすめ。

画面のつくりはFacebook Business Suite の広告分析画面に似ています。

ピンタレストにログインし、ヘッダーメニューの「広告>オーバービュー」をクリックします。
広告の簡易レポートを見ることができます。予算の消化や基本的な数値をみたい場合は、この画面でOKです

もっと詳しくみたい場合は、「広告>レポート」を開きます。
ここの画面では、各広告のより細かい指標を見ることができます。

ここで見るべき基本的な指標は、

  • Impression(表示回数)
  • CPM(平均インプレッション単価)
  • Click(クリック数)
  • CTR(クリック率)
  • CPC(平均クリック単価)
  • CV(購入・獲得)
  • CVR(購入・獲得のレート)
  • CPA(購入・獲得単価)

上記になります。
これらが日次・週次・月次、ターゲティングごとやクリエイティブごとで「どうなのか?」を比較して評価していきます。

また、「どのくらいの母数のデータがあるか」を把握します。
正確なデータの収集を開始して、ながければ長い期間ほど、データの信頼性はたかまります。
例えば、まぐれ的にCPA500円で20,000円の商品が2つ売れたとしても、「最大瞬間風速」で宛になりません。

上記のようなことを意識して、Pinterest広告のPDCAを回していきます。

ShopifyでのPinterest広告出稿まとめ

ShopifyでのPinterest広告出稿まとめとして、本記事では画像中心の人気プラットフォーム、Pinterestと連携し、Shopifyを通じて広告を効果的に展開する方法を学びました。
この組み合わせは、ターゲットオーディエンスに対し直感的な訴求力を持ち、売上拡大への新たな道を開くものとなるでしょう。

今後のマーケティング戦略において、この知識を活用して、ビジネスのさらなる成長を目指しましょう!

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ジョウくん(上重 静雅)

ECコンサルティング企業の株式会社そばにが手掛ける、データ収集アプリ「Pafit Tag Management for GTM」、データ分析アプリ「EC DOCK」のPO(プロダクトオーナー)。プロダクトマネジメントを行いながら、年商3000万円規模のECサイトのマーケティング実務も担当。SEOやコンテンツマーケティングを得意とするWEBマーケター。

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