- Web広告で新規顧客獲得を行いたい!
- Google広告やFaceBook広告の計測方法が知りたい
- タグ設置の方法がわからない…。
- 他の広告を設定したい。
などのお悩みを持つ、Shopifyユーザーさん向けの記事となります。
ぜひ本記事を参考に、Shopifyと各Web広告の設定を済ませ、集客施策を強化してください。
Shopify(EC)でおすすめの広告媒体とは?
Shopify(EC)でおすすめの広告媒体は、基本的にはGoogle広告とFaceBook広告になります。
ユーザーも多く、配信面も充実しているところが、おすすめしている理由です。
それでは一緒に見ていきましょう。
FaceBook広告(Meta広告)
FaceBook広告を回しているEC・D2Cの事業者の方は多いはずです。
おすすめなポイントは、AIによる「最適化学習能力」が高いという部分です。
広告主が設定したオーディエンスから、AIが購入してくれそうなオーディエンスに自動的に絞り込みを行ってくれます。つまり、クリエイティブ(広告のバナー画像・広告文)が大きな因数となります
Shopifyの対象商品をFacebookやInstagramのショップに自動的に同期させることで、1つの在庫から販売できるようになり、顧客がいる場所で広告や買い物できる投稿を簡単に作成できます。
Google広告
Google広告は、5つの配信面が存在します。
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- 動画広告
- アプリ広告
- ショッピング広告
Googleショッピング広告では、商品の写真や価格など商品の詳細情報を掲載することができるため、視覚的な訴求力の高い広告となっています。(D2Cの事業者さんにおいては、エース級の配信面になるかと思います。)スマートフォンの一等地に広告の表示を行うことができ、ECサイトへ直接誘導することができるため購入に至る可能性が高い広告となります。
インターネットでのEC市場の拡大傾向にある今、Google広告を導入することで、でビジネスの拡大を目指していきましょう。
世界最大規模の広告配信プラットフォームになります。
配信面は、検索広告(リスティング)から、YouTubeの動画広告やショッピング広告まで用意されています。
Yahoo広告
Yahoo広告にもリスティング配信面が存在します。
世間的な認知が多少なりともあるブランドに関しては、自社指名やブランドKWにおいて出稿しておくと、CPAが低く面取りが可能です。運用も難しくはないので、出稿しておくと良いキャンペーン設定になります。
Yahoo! JAPANのトップページなどに表示できる画像広告や動画広告のことをいいます。画像や動画を用いたわかりやすいクリエイティブで商品を紹介できるため、ブランディングにも効果があります。
また、リターゲティングディスプレイ広告の配信も堅いので、やっておいて損はないです。購入確度の高いユーザーに配信できるので、CVRもCTRも高めに出すことが可能です。
Microsoft広告
Microsoft広告は、マイクロソフト社独自の検索エンジンであるBingへ検索連動型広告(リスティング広告)や、ブラウザのMicrosoft Edge、ポータルサイトであるMSN、Microsoft社が開発したメールソフトOutlookなどを中心にオーディエンスネットワーク広告(いわゆるディスプレイ広告・ネイティブ広告)を配信できます。
Bingへの検索連動型広告は従来Yahoo!広告の検索パートナーとして配信が可能でしたが、2022年5月末より”マイクロソフト広告”として新たにサービス提供を開始しています。
Bingの検索連動型広告枠はYahoo!広告から配信可能なため、すでに利用している広告主は多いですが、ショッピング広告枠を積極的に利用しているケースは少なく、パフォーマンスを伸ばしていくチャンスが大いにあります。
また、EC事業を拡大したい広告主も、Bingショッピング広告枠への配信のためにマイクロソフト広告を開始していく価値は十分にあると考えます。
また、GTMを連携することにより、イベント・パラメータ、タグ・トリガーの設定を自動で設定くれる機能があることが素晴らしいです。これにより、タグ設置の工数が削減できるので、広告マネージャーの設定のみで出稿が可能になります。
Micorosoft広告出稿用のShopifyアプリも提供していると思いきや、インストールが出来ない状態なので、タグの自動設定が広告に標準搭載されているのは、すごく助かります。
LINE広告
LINE広告はいわゆる運用型のSNS広告です。
8,400万人にリーチできるということマス的な要素はとても強くみえますが、いざ自社の広告配信をするとなったときにターゲティングの精度という点で考えると、まだまだ発展途上かなという印象です。
ここでLINE公式アカウントを持つメリットが出てきます。LINE公式アカウントを持ちながら、LINE公式アカウントと連動した配信を行うことで、企業のアカウントの友だちになっている、興味関心があるユーザーと類似のユーザーに配信を行う事ができます。さらに、LINEアカウントと連動したツール等を利用すれば、LINEからLP経由で購入したユーザーの類似配信といったことも可能になります。
また、初期設定代行サービスをLINE広告公式がサービスしているので、タグ設置〜ターゲティング〜広告の設定まで間違いが無いか確認してくれます。設定に不安がある方は、利用してみると良いでしょう。
診断コンテンツなどを公式ラインに用意して、友達登録目的の広告を出稿するして、CVを狙うといった導線も用意出来るのも魅力の一つですね!
Twitter広告
Twitter広告に関しては、月間アクティブユーザーは4,500万人。Instagramなども幅広い層にリーチでき、企業規模を問わずマーケティングに活用されています。
利用までのハードルが低く、宣伝効果の高いTwitter広告ですが、目的に即したターゲティングと魅力的なコンテンツが不足していれば、効果を得るのが難しくなります。宣伝効果を高めるためには、Twitter広告のポイントを押さえながら、二次拡散による多様なユーザーへの訴求を視野に入れた戦略を考えなければいけません。
EC事業者におかれましては、Twitterダイナミックプロダクト広告を利用してみるもいいかもしれません。Twitterダイナミックプロダクト広告とは、適切なタイミングで適切なユーザーに、最も関連が高いと判断される商品の広告を表示するTwitter広告の配信方法です。
例えばECサイト上でかごの中に入ったままになっている商品や、閲覧した商品などを表示してECサイトへの再訪、購入の再検討を促すことが出来ます。
SnapChat広告
SnapChat広告についてご紹介しました。ビジネスアカウントが日本語対応していないため、日本ではビジネス利用が進んでいませんが、AR試着体験からスムーズに商品詳細ページに遷移できるショッピングレンズ機能は、EC事業の拡大に貢献してくれるはず。
またSnapchatはターゲットユーザーが若年層と明確なSNSです。自社商材のターゲットユーザーと合致するEC事業者は積極的に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
Shopifyで広告運用するならタグ設置が肝心!
Shopifyで広告を出稿するなら、効果計測タグの設置が肝心になります。
大手メディアさんでも、年商数億規模のECサイトでも広告データの収集が上手くいっておらず、数値が正しく計測出来ていないことがあります。
せっかく予算を投下した広告の成果が可視化できていないと、費用対効果がわかりません。
Shopifyはどの広告に対応している?
Shopifyと連携できる広告
- Google広告
- Facebook広告
- TikTok広告
- Pinterest広告
上記は、プラットフォーム側の公式のアプリからアカウント連携〜タグ設置まで自動(半自動)で行えるので、計測可能になります。
広告計測に必要なタグ設置について
そもそも、広告タグには大きく分けて2種類存在します。
- コンバージョンタグ
- リターゲティングタグ
各タグをはそれぞれ下記のような用途で使われます。
コンバージョンタグ
Web広告の成果を計測するためのタグです。
基本的には、成果地点にタグの埋め込みをすることになります。ECサイトにおいては、購入イベントをトラッキングするために利用することが多いです。
URLで言うと「/thanks(/thank_you)」などのページに到達した回数などを計測していきます。
リターゲティングタグ
リターゲティング(サイトに訪れたユーザーを追跡して広告を出す手法)を行うためのタグ。Google広告では「リマーケティング」と呼びますが、名称が違うだけで手法は同じです。基本的にWebサイトの全ページにタグを貼り付けます。
(商品ページでもブログページでも)サイトを一度訪れたユーザーは、基本的に購入確度が高いものです。なので、CPAも安くCVも取れるキャンペーンになるはずです。ただし、配信先の母数がサイトを訪れたユーザー(オーディエンス)になるので、限りがあります。予算を多額にして、配信量を多くすると、CPCもフリークエンシーも高くなる傾向にありますので注意が必要です。
Shopifyのアプリを利用した広告タグ設置
この2つのタグは、広告運用での成果測定や向上のために必ず設定が必要になります。
それでは、この2つのタグの設定方法を説明していきたいと思います。
まずは、Shopifyと連携ができるGoogle広告とFacebook広告から説明していきます。
Google広告
Shopifyアプリ「Google & Youtube」を利用すれば、Google広告のコンバージョン・リタゲタグの設置まで自動で行ってくれます。(GA4の設置もできちゃいます!!)
また、ショッピング広告を出稿する際に必要な商品情報の管理・更新を司るGoogle Merchant Centerと、Shopify商品情報の連携も可能となります。(コレめちゃくちゃ便利です)
FaceBook広告(Meta広告)
D2C・EC事業者においては、Google広告と並んで、FaceBook広告への出稿が人気です。
その際には「Facebook & Instagram」を利用すると良いです。これならInstagramショッピングへの連携も可能で、ピクセルコードの設置もラクラクです。
難しい部分は、FaceBookのビジネスマネージャー、広告アカウント、ピクセル権限の設定が複雑な部分です。複数人で、設定や運用をする場合にネックになります。
FaceBook広告は、電話とチャットのサポートができるので、問い合わせてみましょう。(弊社のアプリを利用している事業者さんに関しては、設定代行やビデオチャットサポートを行っております。)
GTM(Google Tag Manager)
GoogleやFaceBook、Tiktokなど以外のWeb広告(Yahoo広告、Twitter広告、LINE広告など)のタグ設定について解説していきます。これらのWeb広告のタグを設定するにはGoogleタグマネージャー(GTM)を使用していきます。
もちろん、ベタ貼り(Shopifyのテーマに埋め込み)も可能ですが、どこでなにを計測設定しているのか、一括で管理出来ないリスクがあります。これは、エンジニアに修正依頼をすると嫌がられるタスクになるので、基本的にはGTMの利用をおすすめしています。(そのためのグーグル“タグマネージャー”なので 笑)
そうしましたら、まずは「コンバージョンタグ」から説明していきます。
「コンバージョンタグ」の設定
- Googleタグマネージャー(GTM)の左のメニューから「タグ」を選択し、右上の「新規」をクリックして作成していきます。
- 「タグの設定」をクリックして、「カスタムHTML」を選択します。
- カスタムHTMLの「HTML」の枠にコピペした「リターゲティングタグ」もしくは「コンバージョンタグ」を貼り付けます。
- 「document.write をサポートする」にチェックを入れます。
チェックを入れ忘れると、タグが正常に動作しない可能性があります。
続けて「トリガー」の設定を行って行くので、名前をつけて右上の「保存」を押下します。
コンバージョンの「トリガー」設定方法
続いて、「コンバージョンタグ」を機能させるための「トリガー」設定を説明していきます。「コンバージョンタグ」は、基本的にコンバージョン地点となるサンクスページで機能する必要があるため、「サンクスページ」のトリガーを作成する必要があります。
- 画面左のメニューから「トリガー」を選択し、右上の「新規」をクリック
- トリガータイプを選択するので、「ページビュー」をクリック
- 「一部のページビュー」の条件入力窓から「Page URL」「含む」「サンクスページURL」を入力
- 入力が完了後に「保存」して、先程保存したコンバージョンタグに設定します
- トリガーの一覧が表示されるので作成したサンクスページのトリガーを選択
- 確認して問題なければ、右上の「保存」をクリック
- 先程保存したタグを選択し、「トリガー」をクリック
※ShopifyサイトでのサンクスページURL
https://(サイト名).com/(動的)/checkouts/(動的)/thank_you
上記が実際にShopifyサイトの「/thank_you」を上記の「該当のサンクスページURL」に設定しましょう。
以上で、コンバージョンタグの設定は完了です。
「リターゲティングタグ」設定方法
設定が完了したら 続いて、「リターゲティング」の設定方法を紹介していきます。
「リターゲティングタグ」の設定
「リターゲティングタグ」の設定の流れは、「コンバージョンタグ」の設定方法と同じです。
「カスタムHTML」に入れるタグが「リターゲティングタグ」を入れていくカタチになります。
リターゲティングの「トリガー」を設定
リターゲティングタグは全ページで機能する必要があります。
全ページのページビュー(All PageView)を「トリガー」とします。
- 「リターゲティングタグ」をカスタムHTMLタグ作成する
- 「トリガー」設定画面で「All pages」を選択
- 最終確認し、問題なければ、右上の「保存」をクリック。
以上で「リターゲティングタグ」の設定が完了です。
タグ設置の確認方法
タグが正しく発火できているかを確認
最後の正常にタグが動いているか(発火しているか)を確認をしましょう。
タグが正しく動いているかどうかチェックするためには、2つ方法があります。
①Google Chromeの拡張機能「Tag Assistant Legacy」を使用
下記のChrome拡張機能を利用して行きます。
インストール後に「Record」か「Enable」をONにして、リロードをすると、GTM経由のイベント発火を確認していきます。
②Googleタグマネージャーのプレビュー機能を使用
- 管理画面上の「プレビュー」をクリック
- ブラウザ上でタグ設置をした確認したいサイトURLを入力
- ページ下部のデバッグ画面で設定したタグが発火しているか確認
Tags Fired On This Page | 発火したタグ |
Tags Not Fired On This Page | 発火していないタグ |
上記のような表示がでますので、タグが設定されているかどうかを確認出来ます。
Pafit Tag Management for GTMを利用した設定方法
Pafit Tag Management for GTMであれば、主要媒体のタグ設置が自動で可能です。
GoogleタグマネージャーをShopifyに導入する際、弊社が提供するShopifyアプリPafit Tag Managementを使う方法もあります。
手動設定の方法では導入後のタグやトリガー、変数の設定は面倒です。
そこで、Shopifyアプリを使うことで、タグマネージャーの導入とタグやトリガー、変数の設定を一括で行うことができます。
例えば、GoogleアナリティクスやGoogle広告、Facebook広告、Yahoo!広告などのタグをそれぞれ設定すると時間が掛かります。また、設定を間違えないように各サービスのドキュメントを見ながら設定するのは面倒です。
弊社が提供しているShopifyアプリのPafit Tag ManagementならGTMの導入とタグやトリガー、変数の設定を一括で行えます。さらにコーディング不要でデータレイヤー(datalayer)の用意も行います。
詳細は以下のページからご確認ください。
Shopifyの広告タグ設置のまとめ
本記事では、ShopifyでのWeb広告のタグ設定についてご説明してきました。
【この記事の要点まとめ】
- 広告運用に必要なタグは「コンバージョンタグ」「リターゲティング」の2つ
- Google広告とFacebook広告以外のWeb広告のタグはGTMで設定できる
- 設定したタグが正常に動いているか確認
本記事を参考に、ShopifyでWeb広告のタグ設定を行ってみてください。 また、タグの管理やイベント計測を自動で行いたい事業者さんは、弊社アプリ「Pafit Tag Management for GTM」をご利用ください。
Shopify Plus以下のプランのユーザーはGTMを実装するには、エンジニアによる開発か、手動による10~80時間の設定、アプリを利用する必要があります。また、タグやトリガーの設定やアップデート作業には、追加で時間を要しますので、そんな時間が無い・めんどくさいという事業者の方に大変おすすめのアプリです。
気になる方は、下記のボタンよりアプリをチェックしてみてください。